ガソリンスタンド車検

Posted by：車検ナビ

更新日：2020年6月11日
公開日：2016年8月1日

ガソリンスタンド車検とは、ガソリンスタンドで車検を受ける方法です。

ガソリンスタンドの一部では、売り上げ拡大や事業拡大の一つとして、車検業務を取り扱う店舗が増えてきました。ガソリンスタンドに給油に行くと、格安車検などの看板や広告旗をよく見かけますね。

ここでは、ガソリンスタンド車検の特徴についてご紹介しています。

ガソリンスタンド車検の特徴で頭に浮かぶのは、手軽に依頼できて、割安というイメージだと思います。

依頼が手軽で、割安というガソリンスタンド車検のイメージは、決して間違っているわけではありませんが、ガソリンスタンド車検といっても、実際には、異なる二つの車検の方法があるので、注意が必要です。

ガソリンスタンド車検には、二つの種類があり、場合によっては、ユーザー車検と同様に、点検整備を自分で行う必要がある場合もありますので、依頼する前に、依頼しようとするガソリンスタンド車検がどちらにあたるのか確認してから、車検を依頼しましょう。

ガソリンスタンドが認証工場となっている場合: ガソリンスタンド車検の多くの場合は、こちらの場合だと思いますが、認証工場になっている場合には、車検のための法定点検整備を行うことができるので、実態としては、ガソリンスタンド車検は、民間整備工場車検と同じようなります。
ガソリンスタンドが認証工場になっていない場合: セルフサービスのガソリンスタンドなどは、このパターンが多く、ガソリンスタンド自体は認証工場になっていないので車検のための法定点検整備を行うことは法律によって出来ませんので、認証工場となっている提携整備工場の営業窓口となっている場合か、法定点検のみ（分解整備は行えない）をして陸運支局の自動車検査登録事務所の検査場に代行車検として車検を取る場合に分かれます。; この場合、車検の保安基準をクリアするために分解整備が必要になった場合には、自分で分解整備を行うか？、民間整備工場へオーダー整備として、保安基準をクリアしない箇所の分解整備を依頼する必要があります。

このように、ガソリンスタンドが認証工場になっていない場合もありますので、依頼先のガソリンスタンドが認証工場かどうかを確認しないと、他の車検の種類の見積金額と比較して、ガソリンスタンド車検が安いと言うことは出来ません。

給油のついでに手軽に依頼できるので便利: 車の給油の時に、車検費用の見積や、車検の予約も出来るので、他の車検の種類と異なり、わざわざ依頼先に出向く必要もないので、手軽で便利ですね。
価格に割安感がある: ガソリンスタンド車検は車検整備に特化しているので、民間整備工場のように、大規模な設備の投資が必要ないので、ディーラー車検や民間整備工場車検に比べると車検費用が割安になる傾向があります。

対応できない整備がある: 全ての認証工場のガソリンスタンド車検ということではありませんが、ガソリン販売のプラスアルファとして車検業務を行っているので、パワステポンプや、ウォーターポンプなど複数部品の交換が必要な修理整備が発生した場合には、対応できない場合があります。
代車の対応はあまりない: 一部のガソリンスタンド車検では代車の用意もありますが、多くのガソリンスタンド車検は、代車の用意がない場合がほとんどです。
車は持ち込み引き取りが基本: 多くのガソリンスタンド車検は、車検費用の割安感が魅力なので、ほとんどのガソリンスタンド車検は、依頼者が車をガソリンスタンドに持ち込み車検を依頼し、車検完了後の引き取りも依頼者自らが行う場合がほとんどです。

分解整備は依頼できない: 分解整備は、法律で認証工場（指定工場）以外では行うことが出来ませんので、分解整備が必要な車の場合には、依頼しても結局は、ユーザー車検のように自分で分解整備を行うか、民間整備工場（認証工場）に分解整備を依頼する必要がありますので、古い車の車検には向きません。
代車の対応はあまりない: 一部のガソリンスタンド（代行車検）では代車の用意もありますが、多くの場合、代車の用意がない場合がほとんどです。
車は持ち込み引き取りが基本

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