整備工場からタイヤにヒビがあるので車検に通らないと言われた

整備工場に車検を依頼したら、タイヤにヒビがあるので車検に通らないので、タイヤの交換が必要と言われることを経験した人もいらっしゃると思います。


車や車検の保安基準に詳しくない人の場合、「ヒビのはいったタイヤは車検に通らないのね。しょうがない、タイヤ交換してください。」と整備工場へ依頼する人もいると思います。

ちょっと、待ってください。タイヤに発生したヒビの状態によっては、車検に通る可能性があります。


タイヤのヒビで車検の保安基準を満たさないのは、タイヤの構造までヒビが達している場合です

タイヤの車検の保安基準は、道路運送車両の保安基準第9条とその細目を定める告示に、次の様にに定められています。

「道路運送車両の保安基準の細目の告示」の第167条の4の三
「裂、コード層の露出等著しい破損のないものであること」

つまり、タイヤの亀裂やヒビについては、タイヤを構成しているコード層が見えるような著しい破損の場合に、保安基準を満たさないと規定されています。


タイヤのヒビを見て、細かなヒビ程度であれば、車検の保安基準を満たしているので、車検の保安基準には合格します。


親切な整備工場は、ちゃんと説明してくれる

親切な整備工場の場合、タイヤにヒビが発生している場合には、つぎのようにタイヤのヒビと保安基準の説明があった後に、タイヤの交換をお勧めしますという対応をしてくれます。

「タイヤの表面または側面にヒビが発生しています。車検の保安基準的には車検には通りますが、安全を考えたら、タイヤを交換することをお勧めします。いかがしましょうか?


タイヤ交換代金は、数万円になるので、整備工場としては営業的に交換させたい気持ちが働く

一部の整備工場の場合、タイヤの保安基準の説明はせず、「タイヤにヒビがあるので、このままだと車検に通りません。」としか説明がない場合があります。

整備工場も営利企業なので、どうにか利益を出そうという気持ちが働きます。そのため、本来はちゃんと説明すべきことを説明せずに、タイヤ交換を勧める工場もありますね。

そのような場合には、ご自分でタイヤのヒビの状態を確認して、整備工場へ、タイヤのヒビの保安基準の説明を求めみたらいかかでしょうか?

あいまいな説明や、ヒビがはいったタイヤは車検の保安基準を満たしていないという説明をするようなところは、出来れば、車検を依頼するのは止めた方が無難でしょう。

もう既に車検整備を依頼している場合には、「道路運送車両の保安基準の細目の告示」の第167条の4の三を示してみましょう。


保安基準を満たしていても、タイヤのヒビを発見したら、出来ればタイヤ交換を考えましょう

保安基準を満たしているのに、タイヤのヒビは車検に通らないという対応をする整備工場は問題ですが、タイヤは、唯一路面と接地している部品ですので、タイヤのヒビを発見したら、出来ればタイヤ交換を考えた方がいいでしょう。


タイヤにヒビが発生しているということは、タイヤのゴム部分に含まれているゴムの柔軟性を保つ可塑剤(柔軟剤とも呼ばれます)が揮発してゴムが硬化している状態です。

ヒビが発生している部分だけが可塑剤が抜けているということではなく、タイヤ全体的に可塑剤が揮発して抜けており、たまたま、ヒビの発生しやすい部分にヒビが発生しているという状態です。

ゴムが硬化すると、タイヤが動き出す時に路面を蹴る力や、ブレーキを掛けた時に路面との摩擦力が弱まります。

そのため、ブレーキ制動距離がのびますので、事故予防、安全配慮という観点からすると、タイヤ交換する時期に来ているというサインでもあります。


タイヤの保安基準は満たしていますが、タイヤにヒビの発生を見つけた時には、そろそろタイヤの交換を考えた方がいいでしょう。




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