車検見積書の交換部品をチェックする
categoty:車検費用を安くする方法テクニック | Posted by: | 公開日:2016年8月24日 |
24か月法定点検整備費用と継続検査の事務手数料の合計金額の比較検討したら、つぎは、車検見積書に含まれている交換部品のチェックを行いましょう。
依頼する車検業者によって、交換部品の基準は様々
車検見積の中には、整備のための交換部品が見積もられています。
普通の人が考えると、車検には基準があるのだから、整備のために必要な交換部品は、どの車検業者の見積でも同じだと思われるかもしれませんが、実は、整備する上でその部品を交換するかどうかの判断は、依頼する車検業者によって基準が異なります。
車検の時に、ブレーキパッドの残量が少なくなっているので交換が必要ですとか、エンジンオイルが汚れいるので交換が必要ですとか、ワイパーブレードの交換が必要ですとなどと言われて経験はありませんか?
この交換が必要ですという基準は、うちの整備工場では交換の基準になっていますよということが多いのです。
確かに、タイヤの溝スリップサインが出ている状態や、ダストブーツが破れている状態のように、車検の保安基準に合格しないと定められている交換部品については、依頼する車検業者によって基準が異なることはありませんが、車検で交換対象となる部品の多くには、車検の合格する上での明確な交換基準があるわけではないので、このように依頼する車検業者によって、見積金額に含まれる交換部品が異なるのです。
交換がすぐに必要な部品以外をピックアップする
最近では少なくなってきましたが、車検業者の中には、依頼するお客さんが車に詳しくなさそうな場合には、交換する必要のない部品まで交換部品として見積金額に加算するケースがゼロではありません。
車検費用を安くするには、見積書を見て、車検のために交換が必要な部品を見極める必要があります。
車検見積でよく出てくる交換部品
車検見積でよく見かける交換部品について、交換目安と車検合格上での判断材料をご紹介します。
交換部品の交換目安や車検合格上での判断目安については、それぞれの交換部品のページでご紹介しています。
- エンジン関係で一般的に見積もられる車検の交換部品
- エンジンオイル
- オイルフィルター
- スパークプラグ
- エアーフィルター
- 冷却水(LLC)
- ラジエータキャップ
- サーモスタット
- ラジエータホース
- ウォーターポンプ
- Vベルト(ファンベルト、パワーステアリングポンプベルト)
- パワーステアリングオイル(パワーステアリングフルード)
- クラッチ(マニュアル車)
- クラッチフルード(マニュアル車)
- ATFオイル(オートマチック車)
- ミッションオイル
- デファレンシャルオイル
- ウォッシャー液
- バッテリー
- 足回り関係で一般的に見積もられる車検の交換部品
- ドライブシャフトのダストブーツ
- ブレーキパッド
- ブレーキフルード(ブレーキオイル)
- ブレーキホース
- タイヤ
- 外回りと室内関係で一般的に見積もられる車検の交換部品
- ワイパーブレード
- ブレーキランプ
- 発炎筒
車検を受ける車両の状況(消耗度合や経年劣化)によっては、これ以外にも、下記の部品の交換が見積もられる場合があります。
- エンジンルーム関係
- タイミングベルト
- オルタネーター(発電機)
- パワーステアリングポンプ
- パワーステアリングホース
- 足回り関係
- タイロッド
- ブレーキキャリパーパーツ
- ブレーキローター
- ABSブレーキパーツ
- 外回りおよび室内関係
- スパイラルケーブル(ハンドル内部ケーブル)
- マフラー
- 触媒