コンピュータ診断って何

車検業者の広告やPRに、コンピュータ診断とかコンピュータ診断機完備という言葉がありますね。

コンピュータというと何かすごい点検や整備をするように感じますが、皆さんは、コンピュータ診断がどんな事だかご存じですか?


コンピュータ診断とは

車のコンピュータ診断とは、診断機を車の制御コンピュータに接続して、車の状況を診断することをいいます。

コンピュータ診断機によるチェックを行うことで、運転中に分からない、エンジンの燃焼状態を詳しく知ることができます。これによって、車の使用者が気づいていない車の不具合を知ることができます。


最近のコンピュータ診断は昔に比べて不具合箇所を絞り込めるようになった

昔のコンピュータ診断は、エンジンのみ

コンピュータ診断は、最近なって行われているものではなく、1980年代から、エンジンへの燃料噴射がコンピュータ制御になったころから、行われはじめました。

昔は、車に搭載されているコンピュータは、エンジンのみを制御していたので、ECUと呼ばれていました。ECUでエンジンを制御するのうになったことにより、エンジンの不調や不具合を解消するには、何が不調や不具合を起こしているのかを知るために、ECUに各センサーからの異常値(不具合)を記憶するダイアグノーシス(自己診断機能)が搭載されるようになりました。その頃のコンピュータ診断とは、このダイアグノーシスの値を読み取り、エンジンの状況のみを診断していました。


最近のコンピュータ診断は、ABSやSRSエアバック、AT変速機の状況も診断できる

現在の車は、エンジンだけなく、車に搭載されているコンピュータによって、AT変速機のギヤチェンジや、ABS機器の制御、SRSエアバック機器の制御なども行っているので、エンジンの状況だけでなく、コンピュータ診断機で、ABS機器やSRSエアバック機器、AT変速機の状況も診断することができます。


過去の異常も知ることが出来る

車の制御コンピュータは、各センサーから送られてくる情報で異常値があると、それをコンピュータ内部に記憶する機能を持っています。

コンピュータ診断機では、この過去の異常値も読み取ることが出来ますので、今は、一見すると問題ないように思えても、過去に異常値を記憶した情報を知ることで、故障しそうな箇所を予測を立てることも出来きます。


ハイブリッド車の点検にはコンピュータ診断機は必須

ハイブリット車は、普通のエンジン車に比べて、モーターの制御とエンジンの制御、そして、回生ブレーキによるバッテリー充電など、非常に複雑な制御をコンピュータが行っています。そのため、ハイブリット車の点検を、整備工場に依頼しても、その車に対応したコンピュータ診断機が無いので、メーカー系のディーラーでの点検整備を勧められることもあります。


車検にコンピュータ診断は必須ではない

車の現在の状況を詳しく知ることのでき、車の整備に役立つコンピュータ診断ですが、実は、車検の整備の際に必須のものではありません。

車検業者を選ぶ際には、コンピュータ診断機による診断のあるなしも一つの判断条件ではありますが、当然、整備料金も高くなりますので、その点を理解しておきましょう。

また、コンピュータ診断と表示してあっても、最近の車に対応していないコンピュータ診断機で診断しているのであれば、あまり意味がありません。最近の車は、車ごとに非常に細やかな制御をコンピュータで行っているので、コンピュータ診断をする診断機も常に新しいものが望ましいです。(診断機によっては、ソフトをアップデート「更新」することで、最近の車に対応する診断機もあります。)


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