認証工場とは
categoty:車検の基礎知識 | Posted by: | 更新日:2016年7月6日 公開日:2016年7月4日 |
車検事業者の広告や整備工場の壁に認証工場というプレートを見ることがあります。
ところで、認証工場とはどうい意味なのか?皆さんご存知ですか?
自動車の整備事業には国の許可が必要
自動車の分解整備を事業として行うには、国土交通省からの許可(認証)が必要になります。
自動車整備士という国家資格がありますが、この整備士資格を持っているだけでは、次のような車検の分解整備を事業として行うことことは、出来ません。
- エンジンの脱着
- 自動車の車体からエンジンを取り外しや、取り付けを行う行為は、分解整備となります。車体からエンジンをおろさなくてもシリンダブロックを取り外して整備を行う場合も、分解整備となります。(自動二輪車の場合は、クランクケースを取りはず場合も分解整備にあたります。)
- 尚、車から降ろされたエンジンの整備(オーバーホール等)は、分解整備とはなりません。(ちょっとわかりづらいですね)
- ドライブシャフトやプロペラシャフトなどの動力伝達装置の分解整備
- クラッチ関係の部品交換や、AT変速機関係の部品交換、ダストブースなどの交換などドライブシャフトや等速ジョイント等を取り外しておこなう整備がこれにあたります。
- ステアリング関係の舵取り装置の整備
- 走行装置や緩衝装置の整備
- ブレーキ装置(制動装置)
- ブレーキキャリパーなどのオーバーホールは分解整備となります。車検時に交換する可能性の高いブレーキパッドやブレーキシューの交換なども分解整備となります。
認証工場の確認方法
車の車検整備を依頼する時には、この認証工場であることを確認しましょう。
認証工場には、必ず、工場の分かりやすい壁などに、次のような認証工場のプレートが掲示されています。
尚、認証工場の中には、民間車検場と呼ばれる指定工場という整備工場もあります。指定工場の場合には、こちらのプレートが掲示されています。指定工場については、こちらでご説明しています。