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アルミホィールの車検適合規格について

アルミホイールは、車の部品の中で、カーナビやカーオーディオなどと同様に、多くの人が交換されていますね。

アルミホイールを交換する際には、どうしても、見た目のデザインにばかり目がいきがちですが、アルミホィールも車検の検査項目の一つですので、車検適合するかどうかもちゃんと気をつけて交換しましょう。


アルミホィールの車検適合検査について

車検では、外観検査の中で、タイヤとホィールの検査が行われます。

アルミホィールに関しては、車検の外観検査時に、次の点がチェック検査されます。


アルミホィールの規格適合品の確認

アルミホィールは、スチールホィールと異なり、次の3つの製品規格(強度規格)品でないと、車検の検査に合格しません。

車検場では、外観検査の際に、検査員が、検査ハンマーでホィールの取り付け状態を確認する際に、アルミホィール(軽合金製ホィール)の場合には、次の3つの刻印のいずれかが表示されているかを目視でチェックします。

いずれの刻印もホィールに無い場合には、車検不適合と判断されます。

アルミホィールの車検適合規格
JWL規格適合品
JWL規格とは、1983年に国土交通省(当時は運輸省)によって定めらた乗用車用軽合金製ディスクホィールの技術基準(強度基準)となります。
JWL規格適合品は、車にホィールを取り付けた状態で確認しやすい位置にJWLの刻印が表示されています。
尚、乗用車用軽合金製ホィールの技術規格(強度規格)を満たしているかの検査は、製造者の自主検査となっています。

JWL-T規格適合品
JWL-T規格は、JWLが乗用車用軽合金性ディスクホィールの技術基準であったのに対して、トラック及びバス用軽合金製ディスクホィールの技術規格(強度規格)となります。
JWL-T規格適合品も、JWL規格適合品と同様に、車にホィールを取り付けた状態で確認しやすい位置にJWL-Tの刻印が表示されています。
尚、トラックおよびバス用用軽合金製ホィールの技術規格(強度規格)を満たしているかの検査は、製造者の自主検査となっています。
VIA規格適合品
VIA規格適合品とは、簡単に言うと、上記のJWL規格およびJWL-T規格が、製造会社による自主検査のにたいして、VIA規格は、製造者ではない第三機関による検査で合格した軽合金製ホィールとなります。
検査する第三機関は、業界で設立した「自動車用軽合金製ホィール試験協議会」となります。尚、ホィール製品へのVIA規格の刻印は自動車用軽合金製ホィール試験協議会に加盟した製造者のみとなります。
VIAの刻印表示は、JWLやJWL-Tと同様に、車にホィールを取り付けた状態で確認しやすい位置となります。

尚、上記の適合規格マークについては、軽合金製ディスクホィールの規格基準のため、アルミホィールだけでなく、マグネシウムホィール(高価で酸化しやすいので商品自体が非常にまれですが)等についも、同様に表示されることもあります。




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