後部座席やトランクに荷物は、車検時に降ろしたほうがいいの?
categoty:車検の基礎知識 | Posted by: | 公開日:2016年9月17日 |
車検の検査を受ける時には、
車には何も荷物を積んでいない状態でなければいけないのでしょうか?
答えは、よほど重たい荷物でもなければ、後部座席やトランクに積んでいる荷物は降ろさなくても大丈夫です。多少の荷物であれば、荷物を降ろさなくてもほとんどの場合、車検に不合格になることはないでしょう。
実際に、車検ナビの私も、15kg程度の工具箱を後部座席に載せたまたま検査場での検査を受けて合格したこともありますし、そんなに神経質にならなくてもいいと思います。
但し、車検の検査の規定では、空車状態の車に1名乗車時で検査を受けるようになっておりますので、次の点もありますので、出来る限り、荷物は降ろしてから車検を依頼するようにしたほうがいいでしょう。
- 荷物の紛失や破損防止
- 車検を依頼した業者が盗むということはないとは思いますが、車検の検査場や、車の整備途中には、車のドアがロックされていない状態も発生します。荷物の紛失や破損が発生した時に、あったなかったの水掛け論等になることもありまし、結果的にあなたの荷物が無くなったり壊れたりする可能性もありますので、基本は、荷物は降ろしていきましょう。
後部が大きく沈みこむような重たい荷物や、左右に車体が傾くような重たい荷物の場合には注意
後部や車体の左右が沈みこむような程の重い荷物の場合には、ヘッドライトの検査の時に、光軸や配光の検査で不合格になる可能性があります。整備工場の場合には、荷物を積んだ状態で光軸や配光の調整をして車検に合格することは出来ますが、その後、荷物を降ろした時に、ヘッドライトが見づらいなんてことにもなりますので、そのような重い荷物は極力降ろしておきましょう。
思い荷物を積んでいても重量税には影響しない
まれに、「車検の検査の時に、車体重量を計測するので、重い荷物を積んだままで車検を受けると重量税が上がるよ」なんて人がいますが、これは間違いです。
重量税は、車の改造等を行い、車検の構造変更車検を取得する場合は、別ですが、重量税は、その車両を製造したメーカーが型式認定を取った時の重量が元になって課税されます。
車検の検査ラインで重量が著しく異なる場合には、検査員から何か荷物は積んでないか確認され、荷物を積んでいるばあいには、荷物を降ろしてから再検査を受けるように指示されます。