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排気ガス検査

ここでは、車検の排気ガス検査について、ご紹介しています。

排気ガス検査は、次のエンジンの種類と車両の初年度登録年月によって保安基準が規定されています。

車検の排気ガスの保安基準は、以下のようになります。


対象規制ガス初年度登録年保安基準値
ガソリン車
4サイクルエンジン
CO平成10年規制以前登録車4.5%以下
平成10年規制以降登録車
1.0%以下
HC平成10年規制以前登録車1.200ppm以下
平成10年規制以降登録車300ppm以下
ディーゼルエンジン車CO平成10年規制以降登録車4.5%以下
平成10年規制以降登録車1.0%以下
HC平成10年規制以降登録車1.200ppm以下
平成10年規制以降登録車300ppm以下
黒煙平成4年規制以前登録車50%以下
平成5年6年規制登録車40%以下
平成9年から17年規制登録車25%以下

尚、ガソリンエンジン車でも、軽自動車の一部に搭載されている2サイクルエンジンの場合には、上記保安基準とは少し異なります。


排気ガス検査の検査方法

排気ガス検査の検査方法は、検査機(排気ガステスター)を使用して、次のような手順で行います。

陸運支局の自動車検査登録事務所の検査場でも、指定工場内の検査機での検査でもほぼ同じとなります。


    検査する車のエンジンのギアをニュートラルにし、アイドリング状態にする
    排気ガステスターの検査棒(プローブ)を排気管(マフラー)に入れる
    検査機の測定が終了するまで待つ
    検査機の測定結果の表示板を確認する

    検査する車のエンジンのギアをニュートラルにして、アイドリング状態にする

    排気ガスは、アイドリング状態での排気に含まれるHCとCOの濃度が規制対象となっているので、エンジンがアイドリング状態で検査を行います。


    排気ガステスターの検査棒(プローブ)を排気管(マフラー)に入れる

    排気ガステスターの検査棒(プローブ)を排気管(マフラー)に入れます。この時に、検査棒に印がついているので、必ず、その線まで排気管(マフラー)の中に入るようにします。印がついていない場合には、検査棒の先端から約60cm程度まで、排気管に検査棒を入れます。


    検査機の測定が終了するまで待つ

    検査棒を入れると少したって、計測が始まります。

    少し待つと、測定が終了して検査機の表示板に「プローブをはずす」と表示されるので、排気管からプローブを外します。


    検査機の検査結果の表示板を確認する

    検査機の表示板に、検査結果が表示されます。CO検査の合否(○×)とHC検査の合否が、〇印とばつ(×)印で表示されます。

    測定された数値については、検査機の自動車検査票を入れると印字されます。指定工場の場合には、検査機のモニターに表示されたCOとHCの測定値を自動車検査票に記入します。




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