外観検査
categoty:車検検査項目 | Posted by: | 更新日:2016年9月16日 公開日:2016年8月11日 |
外観検査とは、その言葉だと車の外観の検査と思われますが、実際には、外観だけなく、室内やエンジンルーム内で目視でチェックできる部分の検査となります。
外観検査の項目は、大まかには、次の5項目となります。
陸運支局の自動車検査登録事務所の検査場での外観検査について
ユーザー車検や認証工場車検のように、車を陸運支局の自動車検査登録事務所の検査場に持ち込んで車検検査を受ける場合には、外観検査は、同一性の確認検査」の次に行われます。尚、検査場によっては、同一性の確認検査の前に、外観検査が行われることもあります。
また、外観検査のエンジンルーム内の油脂類の漏れやベルト類の破損の確認は、同一性の確認検査と同時に行われます。問題がなければ、検査員は何も指摘もしないので、ユーザー車検を受けた人の中には検査していないように思われているかもしれませんが、原動機型式の確認の際にエンジンルームで、原動機型式の刻印またはプレートを確認した際に、エンジンルーム内で目視で確認できる場所のオイルなどの漏れや、ベルト類の破損を検査員は、確認検査しています。
また、指定工場で車検を受ける場合には、外観検査は、指定工場内の24か月法定点検の際に確認がされます。
車体・車サイズの検査
継続検査申請書に記入されている車体のサイズの検査確認をします。
一般的には、継続検査の場合には、車体のサイズなどの測定は行われません。車両を見て、最低地上高が確保されていないとか、フロントやリアに保安基準を満たさないと思われる装着品(スポイラーやウィング等)が取り付けられている場合や、ボディーに加工がされていない場合等以外では、車体のサイズなどの測定は行われません。
最低地上高の検査確認
スポーツカーなどで、サスペンションを変更して車高を低くしている車両の場合、最低地上高が確保されているか検査確認されます。
最低地上高の検査確認は、車検場では、車検の検査ラインを最後まで終了した後で、別の検査ラインを指定され、専用の工具にて検査がされます。
指定工場での検査の場合には、車検の依頼を受ける際に車両を確認されます。確認後に、最低地上高より車体が低い場合には、このままの状態では、依頼を受けることは出来ないと断られることが一般的です。
「灯火類の検査」以降の外観検査の内容については、それぞれ個別のページでご紹介しています。
- 灯火類・走行装置の検査は、こちらのページをご覧ください。
- タイヤの損傷・取付状況の検査は、こちらのページをご覧ください。
- 車内の保安装置・乗員数等の確認は、こちらのページをご覧ください。
- エンジンルーム内の油脂類の漏れ等の確認は、こちらのページをご覧ください。
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